1月15日(日)13時 最新刊『怒る技法』脱稿(原稿完成)。
納得の作品。全編に、今の時代に伝えねばと感じる思いの髄を込めました。
生まれてから死ぬまでの怒りのすべてを斬って捨てていくという、一冊読めば生涯分の怒りを体験できる? そして怒りの越え方も。
今回は、4年越し、しかも2週間ほど前までは、全貌は見えていませんでした。
振り絞って出てきた「一滴」が、今回の作品です。
この命は、この世界に起きている苦しみを見据えて、言葉を探す。ブッダの智慧をえぐるように掘り起こす。
今回は、怒りという感情が持つ、負の要素ではなく、「可能性」を形にした作品です。
怒らねばならぬ時は、怒らねばならぬ。でないと、あなたの人生が滅びる。
そういう危機感を込めて、書きました。伝わるかな・・。
昨日から緊急事態ーー私は、各ページの末尾の言葉を何にするかまでこだわるタイプなので、最後の最後まで緻密に推敲して、240頁きっかりに仕上げて、本日13時に編集者さんにメール送信。
もっとも本づくりは、ここからが大変。初校、再校と手直しが続く。
さらにカバーイラストもこれから仕上げないと。骨ミシミシ、心臓ばくばく、しかし何かを創り出すというのは、こういうこと。
要するに・・・納得レベルの再更新ということです。
苦しみを強いられている人たちへ、つつしんで捧げます。
カバーアート 草薙龍瞬
2023年1月17日