溶けていくアタマ(学力低下問題)

<おしらせ> 十代の子を持つ親の育て方&生き方学習会 千葉県野田市

子育て&子供との関わり方について考えます。 

8月16日(土)13時から 参加希望の方は<申し込みフォーム>まで。

 


文科省が公表した「経年変化分析調査」。

小中学生の大幅な学力低下。最近のニュースで聞いた人も多いかも。

夏休みの図書館には、小中高生が大勢来ている。

参考書を形だけは開いている。が、大半の時間は、スマホ、タブレット、音楽。一人でも、友達同士でも、やっていることは同じ。


こんな状態でアタマに入るわけがない。テレビ中毒と同じ。コンパクトなテレビ(つまり無思考のままダラダラと眺めるだけ)を、どこにでも持ち込めるようになったというだけ。

かつては「テレビの見過ぎに注意しましょう」なんてことを大人たちも言っていた。「勉強とテレビは別」という線引きができていた時代。

今や、勉強に使うという名目で、スマホ&タブレットで音楽も動画もSNSも見放題。

彼らの姿を見ていると、スマホ&タブレットで遊んでいる時間のほうが圧倒的に多い。

というか、こんな状態では何も身につかないことを、自分でわからないのか・・。

勉強する時は、余計なものを持ち込まない。机に並べない。

それはあくまで自分自身のため。ちゃんとケジメをつけること・・・そんなことさえ通じなくなっている?


これは、時代や社会の変化のせいにしてはいけないことだ。自分の脳(頭)を考えれば、わかることだ。けっしていい状態ではない。

「ヤバい」と思う思考力さえないということ???

最低限の線引きさえできない。大人たちも言わない。

ダラダラと時間を消耗して、何も身につかない半ば溶けてしまったかのような脳の状態で過ごしているだけ。学力どころの問題ではない。

野放しになっていることが恐ろしい。社会全体が許容してしまっている。

なぜこんな状態を放置しているのだろう。本当は、勉強とスマホを並べていること自体が、脳には致命的に問題であるはずなのに。

こんな状態で何が育つというのか???
 

人生、何も始まらなくなるぞ。