最新刊いよいよ

12月21日(水)
『人生をスッキリ整えるノート』のカバー修正などのやり取りが一日続いた。

本当は今日午前が校了だったが、またまた細部に改善すべき点が見つかって、すべての点について要望を伝え終えたのが、夜の午後十時。印刷所のオぺレーターさんはまだ作業中。

本においては、私は完全に無報酬のつもりでやっている。今回はイラストも描いたが、原稿料はナシw。

私にとって、本は「手紙」である。仕事じゃない。読者の一人ひとりに送る、とびきり凝った手紙。切手を貼る位置にさえこだわる(笑)。宛名を書き損じたら、もう一度封筒から買い直す。そういう位置づけだ。

納得いく作品ができるなら、こちらが持ち出したってかまわない。関わる人すべてに貢献を。読者には、真心尽くした手紙を届ける。

これは、出家にとってはあったりまえのことだ。成果は人さまのもの。

自分にとっての基準は、納得のいく作品になったかどうかだけ。

 

いくつかの微調整を重ねて、全部の作業が終わったのは、午前1時だった。ここから印刷所のオペレーターさんは作業することになるのだろう。

今の時代、異常な額のお金を簡単に稼げてしまう世界もあれば、こうして自分たちの時間を切り売りして、その対価しか受け取れない世界もある。出版社、印刷所、デザイナー、DTPさん、そして物書きもまた、超零細企業であることは間違いない。

著者の場合は、自分の作品として世に出せる納得がある。だが、本づくりに携わる人たちの粉骨ぶりは、人の目に触れることはない。だがみんな骨身を削って頑張っている。そういう人たちも安心して働ける社会、ちゃんと報われる世の中であってほしいと思う。


今回の作品ほど、刷り上がりが楽しみなものはない。さて映(ば)えるものが生まれたかどうかーー。


今が一番幸せといえる自分を作る 
人生をスッキリ整えるノート


本日校了。みなさん、お疲れさまでした。

年明けにふさわしい愛嬌満載の最新刊。

イラストが超充実。ながめるだけで楽しいノート。

全国の書店で手に入ります。予約開始。