苦しんでいる人ほど怒らねば


こんにちは、草薙龍瞬です。

近況報告はなんだか久しぶり? 
改めて新年あけましておめでとうございます(何を今さら)

実際に久々なのか、最近おたよりしたか定かではないのですが、それだけ大変な?状況が続いているということですw。なんだか正月が遠い・・・いやすべてが遠い。

というのも、昨年末から、ほとんど外に出ていないのです。ほぼ自室に缶詰め状態。

最新刊は、いよいよ脱稿(完成)寸前。

370ページ(約20万字)を、この二週間で半分に減らしました。いったん200ページに落として、そのうえで省いた内容を肉付けして‥‥‥。

この4年くらい? 今回の作品はずっと念頭にあって、しかし内容が難しくて、まとまりきらず、

受験生でいうなら、「こんなので受かるのかな? 無理かな?」と思いつつ、結局最後の追い込みに入って、それでも高いハードルに苦労して、「うーん、しんどいな、見えないな」と思って、ウンウン唸りつつ机に向かって、

最後の二週間くらいで、突如「覚醒」――「見える、見えるぞ!」(機動戦士ガンダム)ゾーンに入ってきた、そんな感じです。

今回の本は、著者がいうのもなんですが、かなりユニークな作品になりそうです。

誰もが体験する怒りについて、さまざまな場面を拾って、「心の達人ブッダ」が師匠となって、現実に立ち向かう秘技の数々を伝授するという。

怒りについては、仏教の世界なら瞑想で静めるとか、アンガーマネジメントなら自分サイドで解消するとか、いろんな形で語られてきましたが、どれも「自分の側で解決する」という発想の枠内だった気がします。


しかし怒りというのは、自分の側の問題とは限りません。人間、そして社会、広い世界――自分は怒らされているのであって、怒らせているのは自分以外の他者かもしれない! そんな発想で斬りこんでいった本は、これまでなかったかも? 

しかも、すべての場面に、きっちり使える「技」としてまとめあげた本、いわば正しい怒り方大全 みたいな作品は、やはり今回が初?

実際書いていて、面白い。同じものを書けと言われてもこれは無理。アタマをフル出力してようやく作品の形に仕上がってきました。



苦しめられている人こそ、怒らねば。
怒(いか)れる人から「正しく怒れる人」に変身せねば。

この世界に生きるすべての人の味方になる本です。


この世界に優しさを取り戻すために――。

 

タイトルはほぼ確定(近日公開)。

2月20日発売ですが、まだ原稿が完成していないという・・・かなり危険区域。しかし中身は時代を画するかもしれない内容。唯一無二。いや、生きてきてよかった。


ということで、著者がんばっております。



よき週末を!



2023・1・13