出家の喜び


11月23日の坐禅会では、ブッダとバラモンとの超能力対決のエピソードをお話ししました(名古屋・栄の講座でも)。

ブッダを上回る超能力を見せつけてやると豪語していたバラモンに、ブッダはどう向き合ったか。ブッダはなぜ最強だったのか。

その答えが、〇〇〇でした。

人間、自分を大きく見せようとしないほうがいい。大きく見せようと無理するほど、等身大の己が見えなくなる。見えなくなって損するのは、本当の自分――成長したかもしれない自分。

だからこそ静寂・沈黙の時間が意味を持ってくるのです。


11月23日は、夜はミニ相談会(おそらく年内最後)。毎回、みなさん、ディープな内容を持ってきます^^。

この場所での学びが続く人というのは、やはり「自分を見つめる覚悟ができている人」です。他人を論じるのではなく、自分自身を見つめる人。

プライドの高さが邪魔している場合なら、地震のプライドの高さを直視できる人こそが、ブッダの教えをきっかけにして、先に進むことが可能になります。


5人目がお待ちだと知らなくて、待たせてしまったお詫びに、終電間際までお付き合い。



終了後は事務所に戻って、来年2月に始まる中日新聞連載の原稿執筆。

インド編からスタートして、ミャンマー編、日本編へと続く出家の旅物語です。



人の役に立っていることと、良質の言葉が生まれることが、自分にとっての喜びです。ぜんぜん疲れません。

自分を見つめて闘っている誠実な人の姿を見ることが、自分にとっての幸せなのです。心からの本心です。

長い孤独の先にたどりついた、力のようなもの。永久のエネルギー。

 

もうすぐ師走。よき日々をお過ごしください。


2023・11・24