入試に向かうみなさんへ

 

新年が始まりました。
看護師国家試験まであとひと月ですね。

この世界にはさまざまなことが今も起きています。
地震のあとで人生が変わってしまった人もいます。

でも確実に正しいのは、今できることがある人は、今できることをしっかりやるということです。

働ける人は働く。勉強できる人は勉強する。

みなさんのように国家試験に挑もうという人は、最後までやり遂げる。

世の中(社会・経済)というのは、すごいシステムです。そうやって、「できることをやる」ことで、人・物・お金・情報が回り、遠くの人たちを助けることが可能になるのです。

「無力だな」と思う人も、実は自分の日常をしっかり生きることで、違う誰かを支える力になっていたりします。それが社会というものです。

皆さんにできることは、もうこの時期に来たのだから、試験当日に向けて、しっかり一日を生きることです。

なすべきことは、見えていますよね。それを妄想なくやるだけです。



試験は「言葉」でできているので、毎日しっかり言葉で考えることです。妄想のスキを作らず。

参考書や過去問を読み、問いを言葉で理解し、言葉で答えて、「なぜこれが正解になるのか」を言葉化して、「上手な覚え方」を工夫して(※いくつかの知識をセットにしたり、略語化したり、いくつかの問いをまとめる原理・体系・発想を言葉化したり・・・)

声に出したり、書いたりして、試験に必要な知識をとにかく「言葉にする」ことなのかなと思います。

言葉にするとは、勉強を「作業」にしてしまうことでもあります。声に出して説明するとか、記憶を定着させるとか、書いて覚えるとか、一度やった問題をもう一度ざっと解いて、解けるかどうかを確認するとか。

ぜんぶ「作業」です。もし不安や雑念など、メンタルが崩れかけたら、作業に帰ってください。妄想に勝つには、作業です。


ほかにもいくつか、試験直前に役立つ心がまえがあるので、お届けする予定です。

第一弾は、とにかく作業をしっかりと です^^。

 

*草薙龍瞬は看護専門学校で医療倫理を担当しています。看護学生のみんなに向けてのメールから:


2024年1月12日