「人のせい」にする人間と遭遇した時は

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ある人への返信から抜粋:

すぐ人のせい――相手が悪い、自分は悪くない――にする人間と遭遇した時の心がまえ:

人のせいにする人間は、 自分をかばって相手を責めようと考える。最初の動機。

それは幼く「終わっている」レベルだが、本人は「人のせい」で目一杯。

こうした人間は、相手を悪くいい、嘘をつき、都合がいいことを言い募って、都合が悪いことはなかったと言い張る、すぐに逃げ出す。


正攻法は、そんな相手に理解を求めることだが、

人のせいにする人間は、自分をかばって、相手を理解しようとしない。自分のあり方を見つめようという成熟を持たない。

そうした相手に対しては、法的措置に訴えることになる。つまりは、理解を求める相手を、「第三者」に切り替える。離婚訴訟も、建築紛争も、刑事告訴も、原理は同じ。


第三者に伝えるときの心がまえは、

「私にとって」という線引きを明確にして、自分にとっての事実と思いを素直に言葉にすること。自分を崩さないこと。

他責する人間に「自分にとって」という分別はない。すべて相手のせい。

そのような人間の本性は、語るに落ちるというか、言い分や態度を見れば、第三者には伝わるもの。馬脚は第三者がいる場所で露わになる。


もっとも、第三者に伝わるかどうかは、未知の要素がある。他人や世間が思うことが真実も限らない。

だからどんな結末になろうとも、「事実」を崩さないこと。

ひとえに「自分にとってはこうでした」ということを、堂々と伝えて、人さまの理解を求めるという方針で進むのみかと思います。

2024年7月