試験直前に効く心がまえ


試験直前に効く心がまえ:

自分で決めた日から「願掛け」してください。その日からは無駄なことに時間を使わないようにするのです:


●いつからでもよいですが(今日からでも)、一つの「誓い」を立てます。 
「私は今日○月○日を最後に、余計なものに手を出しません」

「どんなに苦しくなっても、○年○月○日の本番まで必要なことだけに専念し続けます」

そう決意した日から、無駄なものには手を伸ばさないようにします。たとえばスマホをダラダラ見てしまったりすること。連絡事項の確認など必要なことに使うぶんには仕方ないかもしれませんが、それ以外のムダは遮断します。それ以外の遊びも、なるべく入れないようにします。

※この「ムダなものに手を出さない」のは、妄想を増やさないためです。妄想は、「つい息抜き」「ダラダラスマホ」といった心のスキマに生まれます。

一度生まれると、妄想は強力なので、なかなか勝てません。その日をムダに過ごしたり、不安になったり、「試験に落ちる理由」まで考えだす人もいます。「妄想するスキを作らない」ことが、この<願掛け>の目的です。


●ついでに「儀式」も行うことをオススメします。

つまり、心のなかで「○月○日から試験勉強に専念するぞ」というXデーを決めて、その前日にマンガなどの娯楽品を遠ざけます。どこかお気に入りの場所に出かけて、自分の大好物を食べて(次回食べられるのは目標達成後)、

「私は今日から『全力一〇〇パーセントの毎日』を過ごします!」と誓いを立てて帰ってくるのです。

※「もう試験直前」という人は、なるべく短い時間でケリがつく儀式をしてください。食後のデザートを「試験前の最後の晩餐」として噛みしめながら食べるとか(笑)。

そこから先は、生活そのものを「願掛け」として過ごします。たとえば、朝は決めた時間に必ず起きる、食べ過ぎない、スマホ・動画を見ない、テレビやインターネットは絶対に封印する……といったことです。

この願掛け期間だけは「失敗の可能性を1%も増やさない」ように全力を尽くすのです。


●試験当日にベスト・パフォーマンスを発揮したければ、「この日から本番まで、「負けにつながる1%を作らない」ことに全力を尽くしてください。

「負けにつながる1%」を作らない期間(〇日間)を過ごせたら、その期間内は「勝ちにつながる100%」だけになります。不安という妄想も、その期間だけはシャットアウト。これが「絶対の自信」になります。

「勝負は下駄を履くまでわからない」と、よく言いますよね。試験はその典型です。だからこそ過去は関係ありません。過去の迷いもグズグズも無駄に過ごした時間も模試の成績も、願掛け期間に入ったら、ぜんぶ忘れます。ここからが勝負。

「この日から」と決めた日からは「勝ち100%」の一日を過ごす。それを、二日、三日・・・そして本番まで続けるのです。


●メンタルをコントロールするのは難しいものですが、期間限定なら勝てる確率は上がります。「この最後の期間だけは100%勝つ!」ことに挑むのです。

もしまた崩れたら、その日から<願掛け>をやり直す。開き直る。最後は強気で行く。「あと〇日」と決めた日から、コレを始めます。

特にラスト3日は、最後の願掛け期間です。何も考えないこと。それが自信です。

3,2,1日、そして当日。


●もうひとつは全体をよく見ることです。全員受かってもおかしくないし、実際に全員受かってきた試験です。準備したことをそのまま無心に(妄想なく)発揮すれば、ほぼ確実に結果が出るのですから、後はフツーに試験を受けてくればいいだけです。


健闘を祈ります。では<願掛け>始めましょう!


2024年1月下旬