13時から講座。こちらはレギュラーの人たちが多かった。だが今日、講座申し込みをしようとしたら、すでに満席と言われた人がちらほら。10人以上がキャンセル待ちリストに入っているという。急きょ席を増やすことを検討。
かつては3人だけの受講生と2年以上も細々と続けていた時代もあったし、人が集まらず講座不成立の憂き目が続くこともあったが、状況は変わった。自分はまるで変わっていないが、他の条件が変わったのである。
講座終了後は無料面会。ここにはさまざまな事情を持った人たちが来る。そうした人たちにどんな言葉を届けるか。「まずは今日来る人たちのために(自分をいったん忘れて)」と考えるところも、この十五年間変わっていない。
考えてみれば、どの場所の講座・講演も、終わった後は深い反省と自己嫌悪に近い思いが残るのだが(あれも話せばよかった、これこそ話すべきだったという思い)、それだけ目の前の相手に応えようという真面目な動機があるからであって、その動機こそがこの生き方の生命線なのだということが見えてくる。
満足した試しはほぼ皆無なのだが、それだけどの場所においても、その時々の全力最善をめざしているということでもある。だからこそ多少は成長もしてきたのだろうし、地力が着実についてきたから、毎回教材を整えて話を準備できる。2時間なんてあまりに短い。いくらでもお伝えできることはある。
無料面会が終わって、昨日食べ損ねたジャンボおにぎりを一人食べる。このあたりの孤独ぶりも変わらない。自分を小さく素のままに保っているからこそ、いろんな人たちと向き合えるし、異なる場所でさまざまな活動ができる。これが出家という生き方なのだろう。
近くの宿で一泊。明日の打ち合わせの準備。
KADOKAWAから、イギリスでの出版が決まったと連絡が。いよいよ英語圏に進出決定。いろんなものが動きつつある。
ようやく怒涛の一週間が終わった。すっかり仕事モード。日本編の再始動だ。
3月23掲載予定のイラスト
(中日新聞・東京新聞日曜朝刊に連載中)
2025年3月